
札幌市のコミュニティづくりの先駆者に聞く!旅先でコミュニティに溶け込むコツ
ここ数年で場所にとらわれない働き方は一般的になり、ワーケーションという言葉を耳にする機会も増えています。
ですが、ただ旅をするだけでなく、現地のコミュニティと繋がり持続的な関係を築くにはどうしたらいいのでしょうか?
2021年10月20日に行われた札幌市ワーケーション事業“Curio City”第4回セミナー「現地のコミュニティが鍵となる、コミュニティワーケーションの未来」では、複数の居場所・活動の場をもつゲストが登壇。
起業家・クリエイターが未来に繋がるワーケーションをするためにはどうしたらいいのか、具体的なお話を聞くことができました。
目次
ゲストは北海道の魅力を発信する起業家・YouTuber
イベントには3名のゲストが登壇。1人目は株式会社とける代表取締役の柴田涼平さん。「あらゆる境界を融かし、未来が歓迎する環境を想像×創造(ソウゾウ)する」というコンセプトのもと、ヒト、モノ、コトに対しての接点作りを行っています。
2人目は「エマちゃんねる」を運営するYouTuberのエマさん。北海道の笑顔お届け人としてSNSを運用。北海道企業とのタイアップ動画を始めとした、幅広いジャンルでの活動をされています。「北海道の魅力は、皆で協力して頑張れる地域性」とのこと。
そして、株式会社esエンターテイメントの代表取締役を務める鈴木慎也さん。「オモシロく、カッコよく」を理念に、エンタメに特価したスタイルの飲食店や、コロナ時代に生き残る参加型飲食店 es villageを開村。このイベントも、複数ある村のひとつ「すすきの村 es Village」で行われました
複数の居場所を持つ生き方は大変?
複数の居場所・活動の場を持つ3名のゲスト達。場所に捉われない自由な働き方も一般的になりつつありますが、疲れてしまうことはないのでしょうか?
柴田さんは「疲れないですね。そもそも、囲うことにデメリットしかないと、いろんな方が認識し始めているんじゃないでしょうか。ボンディング(*)ではなくブリッジング(**)と言うか、会社同士が結びつくだけ終わらず、社会に意識を向けるようになってきていると思うんです」とコメント。
*bonding:同質グループ内の強い結束をさすソーシャルネットワーク理論の用語
**briding:幅広い情報を、素早くキャッチできる繋がりを意味するソーシャルネットワーク理論の用語
エマさんも、疲れませんと同意した上で「北海道企業の方々と関わらせてもらうようになれたのは、外出自粛期間に毎朝音声配信をし、オンラインでの繋がりができたからです。今までとは違うコミュニティに入れてもらえるのはすごく嬉しいと思っています」とのこと。
エマさんの話を受け、鈴木さんは「新型コロナウィルスという共通言語ができて、面白いことをしようというポジティブに動くか、そうでないか二分化しましたよね」と話してくれました。
新しいコミュニティと上手く繋がる“出会い方”とは?
エマさんのオンラインでの繋がりが増えたというお話から、新しいコミュニティと上手く繋がるにはどうしたらいいのかという話題に。
飲食店を経営し、人を迎え入れる機会の多い鈴木さんは「1番はやっぱり常連に連れていってもらうことですね。そういう繋がりもなく、本当に初めてのコミュニティだったら、やっぱり挨拶。挨拶に間違えなんてないですし、勇気を持って言った方がいいですよね」と返答しました。
加えて柴田さんは「まず玄関となるコミュニティに行くのはいいですよね。そもそも僕は、関係性を築く時に0か100かの挑戦をしない方がいいと思っているんです。一見様お断りとまではいかなくても、それぞれの場に重んじるべきルールがありますし、入りやすいところから挑戦した方が長期的な関係地を築きやすいと思います」とのこと。
その後の関係を長期的なものにするために、紹介など入りやすいところから加わるというのは全国どこでも使えるポイントですね。
イベントを通じた繋がりも
札幌市ワーケーション事業“Curio City”は全4回にわたり開催され、この日が最終回。顔見知りになっている方々も増え、和気あいあいとした雰囲気に包まれました。
ワーケーションで北海道に訪れたメンバーの中には仕事に繋げた方も。こういったイベントも現地のコミュニティに入る手段のひとつと言えますね。
札幌中心地のユニークな拠点「すすきの村 es Village」
村民(会員)になることで、働ける・学べる・遊べる・繋がる場所として、登録している村(飲食店)を使える月額制コミュニティスペースVillage PROJECT。中でも、今回の会場となった「すすきの村 es Village」はすすきの駅直結という好立地。150席以上の広々とした店内で自由に時間を過ごせます。
■詳細情報
・名称:すすきの村 es Village
・住所:北海道札幌市中央区 南4条西4丁目 恵愛ビル8F
・地図:
・アクセス:札幌市営地下鉄すすきの駅直結
・営業時間:10:00~23:00
・定休日:不定休
・電話番号: 011-251-1686
・公式サイトURL:https://es-village.com